2020-01-01から1年間の記事一覧
高齢者の蜂窩織炎?丹毒?というときのmiller's sign 耳介には真皮が薄く皮下脂肪がないのでそこに炎症があるのは真皮浅層のレベルになる というもの。真皮深層~皮下脂肪のレベルになる蜂窩織炎とは区別ができます。 この症例ではF群連鎖球菌菌血症も併発し…
かなり更新に期間があいてしまいましたが、多忙といったら言い訳になるので、、 継続は力なりで頑張ろうと思います。 いつも研修医の先生がローテしてくれるとそれぞれ個性があって楽しいなと思います。 時にはこれは…厳しい。という難易度高いキャラの人は…
私は患者さんを診察するときには手元(or足元)から診察するようにしています。 血管炎や膠原病のヒント、あるいは普段の衛生状況がより反映されているように感じるからです。 自験例で教科書的には当たり前の内容なのですが、 何を基準にするか、それが診断…
4/29にLancetから文献がでて日本や米国でも緊急承認の運びとなっています。 どのような内容なのか考えてみたいと思います。 【背景】 レムデシベルはDNAやRNAの基本構造であるヌクレオシドのプロドラッグで、MERSやCOVID-19においてvitroでの抑制効果が指摘…
4月に入ってからはCOVID19のためにカンファレンスがまとまってできない状況なので、カンファをするとしたら‥と思い個人としての知識の整理をしていこうと思います。 先月も今月もあった2.0未満の低アルブミン血症で全身性浮腫の入院事例。どう考えるかの型を…
当院では現在救急・総合診療科として救急スタッフ3名、病棟はスタッフ2名、レジデント2名(他1名は1年院外研修)と初期研修医1~2名で活動しています。 4年前は年間200例ほどでしたが、この3年はスタッフも増えて毎年約400例の入院があります。自分らの振…
症例カンファにて上記の疑問。 この症例ではIgA血管炎、PAN、MPA、IVLが鑑別の上位となっていた。 そもそもの復習もかねて考えてみます。時間がなく総論の論文はまだ読めてないのでエッセンスだけ・・・ 血管炎の場合、生検でみていくのは「どの太さの血管が…
Lancet. 2018;391(10121):668-678. Adjunctive rifampicin for Staphylococcus aureus bacteraemia (ARREST): a multicentre, randomised, double-blind, placebo-controlled trial 【なぜ読もうと思ったか】 人工物がない、肛門周囲膿瘍からのMSSA仙骨骨髄…
初めまして。大阪の病院で家庭医療・総合診療医をしているもののブログです。 日々、外来・病棟・教育・地域へのアウトリーチなどと忙しくしています(もっと研究はしないといけないと思いながらなかなかできてない…) このブログを作ろうと思ったのは、 1…